こんにちは。めいです。
本日は益田ミリさんの旅行エッセイ「考えごとしたい旅 〜フィンランドとシナモンロール」を取り上げたいと思います。
益田ミリさんといえば、4コマ漫画の「すーちゃん」シリーズや、旅行エッセイの「47都道府県女ひとりで行ってみよう」が好きで、新刊を見かけるとついつい買って(もしくは図書館で借りて)しまいます。
結婚しなくていいですか。 すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫) [ 益田ミリ ]
47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫) [ 益田ミリ ]
そんな益田ミリさんの作品、かつ、旅行で行ったことのあるフィンランドの本!ということで、夢中で一気読みしました。
あらすじ
この本は、益田さんが2017年7月、2018年8月、2019年12月の3回、フィンランドへ一人旅されたときの旅行エッセイです。
フィンランドの首都ヘルシンキ周辺の美術館へ行ったり、教会へ行ったり、歩いたり、カフェでほっと一息ついたり。
益田さんが行かれたところを、観光地とカフェ&レストランで列挙してみると・・・
- カンピ礼拝堂(曲げわっぱのお弁当箱みたい!)
- ミュールマキ教会(光の教会)
- テンペリアウキオ教会(自然の岩を利用した教会)
- ヘルシンキ大聖堂(青空と白い聖堂のコントラスト)
- アアルト アトリエ(有料ガイドツアーあり)
- コルケアサーリ・ヘルシンキ動物園(海に浮かぶ動物園)
- イッタラ&アラビア・デザインセンター
- ヘルシンキ市立美術館(トーベ・ヤンソンのフレスコ画)
- キアズマ(現代美術館)
- エスポー近代美術館(ルート・ブリュックの陶板作品)
- エストニア タリン(ヘルシンキから2時間の船旅で中世の街並みへ)
- ポルヴォー(フィンランドで2番目に古い街。川沿いの赤屋根倉庫が見所)
- アカデミア書店2F カフェ・アアルト(朝食にも休憩にも)
- カフェ・エンゲル(ヘルシンキ大聖堂前の老舗カフェ)
- カール・ファッツェル・カフェ(ホットチョコレート)
- ナンバーナイン(黄色いパスタ「ポッモ・リモネロ」)
- マリメッコ本社 社員食堂
- カフェ・エスプラナード(孤立した席がミリさんのお気に入り)
- エロマンガ(老舗パン屋さん)
- カンニストン・レイポモ(シナモンロール)
- ソッパケイッティオ(スープ専門店)
読んでるだけで羨ましすぎて行きたくなってしまう!!!
ヘルシンキは日本から直行便が出ていてアクセスしやすいですし、治安が良く、1人でも行きやすい旅行先かもしれません。
ミリさんの文章の魅力
フィンランドに行きたい。
スケジュール帳に「希望」を書いてもいいことに初めて気づいた。
静かだった。
なのに、心の中に音楽が響いているようだった。
最初にいいと思ったものでいいじゃないか。
今後の人生、ちょっとしたものくらい、もう直感で買おうぜ、わたし!
淡々とした語り口の中に、ミリさんの繊細な感性とか、ときに無常を感じて、
あぁ、生きてるって辛いこともあるけど楽しいこともあるんだなって思いました。
根底には、「人生は有限だ」ということをしっかり認識している事があると思います。
あたまでは理解していても、なかなか日常や旅行先のなかで思い出すことは少ない。
だけど、ミリさんは無常観を日常のベースとして生きている気がします。
後ろ向きとか前向きとかではなくて。
それが普通。それが日常。
そんな生き方に惹かれるから、作品も好きなんだろうな。
まとめ
ミリさんの語り口で、フィンランドを旅行した気分になりました♪
私は1度ヘルシンキに行ったことはあるのですが、観光時間が1日しか取れなかったので、今度は1人でゆっくりしに行ってみたいと思いました。(もちろん1日でもすっごく楽しかった!)
自分もこういう旅をしてみたいなぁと思わせてくれる内容で、ぜひオススメしたい本です。
気になった方はぜひ手にとってみてくださいね。
ではでは。
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