【書評】アメリカの光と陰

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書評

こんにちは。めいです。

本日は池上彰さんの「池上彰の世界の見方 アメリカ2 超大国の光と陰」を

レビューしたいと思います。

「池上彰の世界の見方」シリーズの第11弾。

このシリーズは、池上さんが高校生に授業をした内容をまとめており、

世界の国と地域を学ぶ入門書としてとても分かりやすい内容となっています。

これまで中国・香港・台湾、中東、ドイツとEU、朝鮮半島、ロシア、東南アジア、

イギリス、インドと世界各国を取り上げてきたわけですが、

今回のアメリカは2回目!

池上さん曰く、アメリカを一冊では語りきれないということで、本作が続編として出版されました。

本の目次

  1. 2020年大統領選挙から見るアメリカ
  2. 「2大政党」から見るアメリカ
  3. 黒人差別から見るアメリカ
  4. 司法制度から見るアメリカ
  5. 軍事・外交・諜報から見るアメリカ
  6. 教育制度から見るアメリカ

この中で私が気になったアメリカ大統領選挙について書いていきたいと思います。

アメリカは選挙の投票率が高い?

4年に1度のアメリカ大統領選のニュースは日本でもよく取り上げられますね。

選挙集会などの映像を見ると、かなり熱狂的な支持者の方々が映ることが多く

選挙に対する人々の熱意が高いことにびっくりします。

一方で日本の選挙というと、なんとも地味というか、駅前や選挙カーで名前の連呼を

しているだけで(実際それだけではないのでしょうが・・・)、日頃からその候補者が

取り組んでいることや信念の部分が伝わってこない感じを受けています。

私達の代表を選んでいるので、日頃から関心を持つべきなのでしょうが、

どうしても選挙期間で少しHPやブログを読んで比較して、この人かなぁと選んでいる

だけになっています。。。

ちょっと脱線しましたが、日本と比較すると、アメリカの投票率って高そうですよね。

日本の平均投票率が50〜60%ですので、アメリカは80%とか??と思いますが、

なんと意外、通常の投票率は日本と変わらないのだそうです。

直近の2020年大統領選挙(トランプvsバイデン)では66%を超えたと見られ、

「100年ぶりの高投票率」と言われました。

この選挙の熱狂と投票率との差はどこから来るのでしょうか?

選挙権は与えられるものではなく自力で獲得するもの

日本では18歳以上で選挙が近づいてくると、選挙管理委員会から投票所入場券が送られてきます。

一方でアメリカでは自分が住んでいる地域の地方選挙登録事務所に行き、有権者登録が必要なのだそうです!日本の感覚からすると、根本の考え方から違うんだなと驚きます。

投票したいです、という人しか投票できないのかぁ。日本で同じことをやったらさらに投票率が悪くなるでしょうね(笑)

投票したいと思っても、マイカーを持っていなかったら有権者登録や投票に行くのにバスなどを乗り継いで行かなければならない。広大な国土があるアメリカならではの事情もありますね。

バイデン大統領の舵取りやいかに?

2021年1月に第46代アメリカ大統領に就任したジョー・バイデン氏。

トランプ前大統領が進めてきたAmerica First主義から、4年ぶりに国際社会におかえり!ということで「パリ協定」への復帰や国際協調を重視するなど、舵取りを始めています。

日本と関わりの深いアメリカ。

今後も動向を注視したいですね。


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